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元闇金に聞く、闇金の手口

架空口座の作り方

自分達は、4人で闇金をしていました。

二人が引き出し役の男と女。 後一人が口座の確保。 もう一人、これ自分なのですが、実際に金銭を貸していた人間です。

架空口座を当時作るのはとても簡単でした。 一番簡単な方法は、ブローカーから購入する方法。 口座のブローカーがいて、1口座、通帳・カード・印鑑付きで、2〜5万円程度で売ってくれます。当然、暴力団の方でしたが(汗)

その他の方法としては、ホームレスにお金を渡す代わりに住民票を取らせて、銀行口座を作らせます。これは、今も行われている様です。

方法は色々ありました。 架空口座さえあれば、直接会わなくても、お金を貸し出す事が出来ます。 しかし、通帳に記載される内容は万が一の時、大きな証拠になってしまうのです。 その点が、私達の唯一の汚点で、それが原因で逮捕されてしまいました。

今では、何であんな事をしたのだろうかと、ずっと思っています。 確かに、被り込め詐欺と闇金を二つやっていたので、毎日数百万円という金額を手に入れる事は出来ました。

そのお金でキャバクラ・デリヘル・パチンコ等、遊びまくりました。 やはり、調子に乗っていたのが原因だと思います。

今では、闇金をしていた事を深く反省しています。 被害者の方に対しても、本当に申し訳無い事をしたと思っています。 謝るだけしか出来ませんが…。

また話がそれてしまいました。

架空口座の作り方は、上記の通りです。 一番簡単で、安心なのは、ブローカーから購入する事なのですが、そのブローカーが捕まった場合、こちらにも被害が及ぶ可能性があるため、お互い身分を明かす事無く、淡々と取引を行っていたのを覚えています。